C'est la vie

なるようになるさ

4人部屋の快適な過ごし方

2年前に建替をした病棟で環境や設備が新しく気持ちよく入院生活が送れた。9階のCゾーンは婦人科だけのゾーニングとなっている。看護師や担当医、清掃などのスタッフも婦人科専属のメンバーでローテーション勤務しているので10日間もいると顔と名前が覚えられて安心できる環境だった。私は差額なしの4人部屋で入り口を入ってすぐの左側。反対の右側の方は抗がん剤治療(約1週間の入院)で今回で数回目の入院のようだ。基本的にずっとベッドの上で過ごされているようで食欲もあまりない感じ。帽子やウィッグを被っている。日よって抗がん剤専属の看護師さんが担当されており、気分はどうかや食事の好み、少しでも緩和できるようきめ細やかに現状を聞いて対処していた。左の窓側(私の隣)の方は40代の既婚者で会社員、子宮筋腫を腹腔鏡下手術で摘出して手術は4時間くらいだった。術後傷口から出血してたり腎臓の値が悪かったり気分がすぐれなかったりと予後も慎重にウォッチされてたけど2日目くらいから回復されたよう。朝食はご飯からパンに切り替えてた。右窓側の方は20代飲食業で私の2日前に子宮がんを開腹手術でしたみたい。傷口が開かないようにコルセットをしていた。術後便秘に悩んで色々な便秘薬を処方してもらってた。回復も順調そうでよく歩いてた。お仕事の関係上、昼間は寝ていて夜はなかなか寝付けないと言ってたけど数日も経つとしっかり夜に眠れている感じだった。

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同室の方々とはそれぞれ病状が異なるため会えば挨拶程度で会話はなかった。もちろん病気や食事の話はしないし、21時にはきっちりと消灯し、6時まで動かないようにそれぞれが気を付けていた。その他、匂いが気になる食べ物を持ち込まないことや音楽やテレビや携帯の音には注意を払う。そういった意味では10日間、ストレスなく平穏で治療に専念できた事は有り難かった。私が退院した日は左側の方以外はみんな退院だった。皆さんが元の日常に戻れますようにと心から願いたい。