C'est la vie

なるようになるさ

これでも早期発見

かかりつけ医から子宮頚がんはサイレントキラーだからね〜と言われて確かに自覚症状なかったしなあ💦でもさ、これでも早期発見だったわけでしょ?たった2cm以下のガンでここまで取っちゃうの?わたしは50代だからいいけど若年層で子供が欲しくても産めない身体になってしまうことは本当に辛いと思う。入院中も若い人が多かったから驚いてる。もしワクチンを打っていたら、と思うと切なくなっちゃったんだ。子育て中のママさんもいて毎日ラウンジでテレビ電話で話されてる姿は見てるこちらも胸が張り裂ける思いだったよ。なんで女性だけと思うけど忙しくて自分のことは後回しになりがちよね😅2人に一人はガンになり、もうガンでは死なないなんて言われてるが間違いなくガンになって人生が変わります!自分と向き合いガンと共存して行くのだから。生かされた残りの人生を自分らしく楽しく生きていこうと思います!日々感謝💕

退院後1カ月検診

9月29日に子宮頚部扁平上皮がんステージ1b1期で10時間にも及ぶ腹腔鏡による広汎子宮全摘出と卵巣卵管付属臓器摘出手術を受け10/11日に退院してから早いもので1カ月が経ちました。今日は退院後1カ月検診のための外来です。婦人科と泌尿器科を受診します。まずは採血してから泌尿器科へ向かいます。受付後にエコーで残尿測定をして担当医の診察です。診察といってもちゃんと自尿・導尿・飲料のバランスが取れているかって言うのを診てもらうだけで特段と治療するわけではないようです。個人的には余った導尿用のカテーテルはどーするのかが不安材料くらいで困ってることはないかな。残尿エコー検査の結果:残尿無し!担当医の診察結果:自尿がしっかり出ているので導尿は卒業!わーいわーい!嬉しい😆運動続けて来て良かった!体重を増やさないよう今後も続けます!午後イチで婦人科を受診します。前回受診時に近々黄色いリンパ液が膣から漏れてくるからナプキンの用意をと言われ内心どんな液よ⁈とドキドキして構えてたけど思っていたより少量で短期間で出なくなったので良かった。主治医の診察結果:腫瘍マーカークリア!内診も問題無し!今後の対応はたくさん水を飲んで良く運動すること!だそうです。5年間は定期的に婦人科で検査して行くので安心して下さいとのこと。心強い!次回の外来は2カ月後です。

 

退院10日後の外来

治療終了?!

退院10日後の婦人科と泌尿器科の外来に向けて婦人科では前日に下肢測定を記録すること。泌尿器科では3日前から排尿記録をつけることというタスクがあった。下肢測定とはリンパ浮腫になっていないかどうかの判定に用いられる。排尿記録は飲水量に対して自尿と導尿を計測し記録します。準備が整い当日は朝一で軽く仕事をしてから病院へ向かった。散歩も兼ねて青山一丁目から1キロ程歩く。曇ってはいるが気持ちがいい!

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病院に到着後、外来予約受付機に診察券を通して受付番号の紙がダーーーーっと出てくる。今日は検査や受診や看護相談があるので出てくる紙が長かった😅今日のスケジュールはこんな感じ

11:00 | 外来採血と採尿(泌尿器科・婦人科)

11:30 | 泌尿器科受診

12:00 |泌尿器科看護相談

14:00 | 婦人科受診

15:30 | 婦人科看護相談

まずは2階へ上がり外来採血の受付で採血番号と採尿カップを受け取り、さっそくトイレへ。現状では尿意がなく息まないと自尿が出ないため時間を決めて導尿して出すしかないのよねー💦といた仕方なくそれで検査に出した。次いで採血へ。さすが!プロの看護師さんは上手いわー、一発で奥に潜んだ私の血管を仕留めてくれた!こうでなくっちゃね!!と気分が上がり泌尿器科受付へ。そんなに混んでなさそう。残尿測定をするので奥のドアをノックして少し待つと看護師さんがCTで膀胱の中の残尿を測定してくれた。うーん🧐導尿後だし、残尿あるのかなと思いきや全く残ってなかったらしい。いまいち、導尿してちゃんと出せてるか半信半疑だったので疑いが晴れて良かった。ちゃんと空っぽになってた。計測後に受診で自尿量が増え導尿量が減ると良い傾向と言えると説明された。尿意も徐々に感じられるようになるから焦らず続けましょうとなった。その後の看護相談ではカテーテルの使い方に問題はないかや昼間は4時間で400ml溜まるように、夜は6時間の睡眠を確保出来るように寝る前までは飲水量の調整をしようなどの指示をもらった。ただこの数値は私個人の目安なので、ご参考程度に!婦人科受診の前に手術部の看護師さんに退院の報告をしたくて5階の受付の方に無理にお願いして呼び出してもらった。彼女の顔を見たら感極まってウルッと来たけどきちんと退院報告と入院中のお礼が言えたので良かった。続いて婦人科の受付を済ませ、待ち時間なくすんなり呼ばれた。病理検査の結果は摘出した物からはガンの転移もないので追加の放射線抗がん剤治療は無し!これで一旦治療は終了です!今後は月に一度の受診と半年毎の画像診断で経過観察していくようだ。5年以内にどこにも転移しなければ良いなと検査の度にそう思うのか。まあ、そうなったらそうなったらで、しなければいけないことを考えればいいだけだ。生かされた残りの人生を精一杯楽しまなきゃ損だよね。今はただ尿意が戻って来ておくれと願うばかりだ。(傷口もだいぶキレイになりました)

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ワクチンと検診で子宮頚がん予防

子宮頸がんは、子宮の入り口にできる「がん」のことです。国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」によると日本では毎年10,000人以上の女性が子宮頸がんと診断されています。
また、年間約2,900人の命が子宮頸がんで奪われています。未来を守るために、今からできることをしていこう。保護者のみならず接種や受診する本人も共に正しい知識を持ち、理解して自分の意思で判断することが大切!子宮頸がんを予防するためには「定期接種の対象年齢小学校6年〜高校1年相当の女子に対してHPVワクチンを接種し、20歳になったら2年に一度検診を受ける」という一連の流れが非常に重要。またHPVは女性の子宮頸がんだけではなく、男性自身のがんリスクも無視できない。尖圭(せんけい)コンジローマなどの性感染症や、咽頭がん、陰茎がん、肛門がんなど、男性もさまざまな病気を発症する可能性がある。男性の接種適性年齢は女性と同様で男性は4価のHPVワクチンを有料で接種することが可能ですが、全額自費のため3回接種には5万円ほどの費用がかかる。HPVワクチンは長い人生の健康維持の中でいえば、ごく一部の問題だと思うかもしれない。しかし男性、女性に関わらず子どもを授かることや、命を守ることに関わる重大な病気でそのことをひとりでも多くのかたに理解していただくことが、確かな一歩に繋がるはずだと思う。起こってはならない悲劇を防ぎたい!

公益社団法人 日本婦人科腫瘍学会https://jsgo.or.jp

厚生労働省 予防接種情報 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html

慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト

https://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/000049.html

MSD製薬 子宮頚がん予防情報サイト

https://www.shikyukeigan-yobo.jp

子宮頚がん術後の排尿障害について

子宮頚がんで広汎子宮全摘出術を行った場合、子宮の周りを広範囲に切除するために、手術で膀胱の神経が傷ついてしまったり障害を受けたりすることがあり、尿意がない、尿意を感じにくい、尿が出にくい、尿もれなど膀胱機能障害のリスクが高くなる。この膀胱機能障害は、多くの場合一過性ですが、時に排尿障害がずっと続くことがある。私の場合はたまに尿意や膀胱に尿が溜まってるなと感じるけどほとんど尿意を感じることが出来ないし、尿が出にくかったり、まったく出なかったりする。また自尿があった場合、出し切ったと思っても自己導尿すると残尿量もかなり多かったり。万が一、出し切れていない場合は膀胱に炎症が怒る可能性もあるので注意する、入院中に排尿記録の指導をしてもらっているので退院後も継続して記録する。泌尿器科外来時に3日前からデータをとることになっていて採尿するために紙製のメジャーカップか、便座と便器に挟んで取り付けられるユーリパンを買わなきゃ


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片手でカップを持つより両手が使えた方が便利だから便座と便器に挟んで取り付けられるユーリパンをチョイスした。これは使用後洗って何度でも使える。


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アズワン/ユーリパン/WOM-800/¥473(Amazon)

排尿障害への対処方法

◎ 一定の間隔でトイレに行く

6時間以上間隔をあけないこと。膀胱に400ml以上、尿を溜めないこと。iPhoneApple watch のアラームとタイマーを併用して時間をセット!めっちゃ便利〜
◎ リラックスする

焦らず、息まず、気持ちを落ち着かせること

◎ ウォシュレットを使う

私の場合はウォシュレットを使うと自尿しやすくなるけど残尿があることを見越して最後に自己導尿を行っている
◎ 残尿がある場合は自己導尿で
残尿があると、細菌が繁殖して膀胱炎や腎う腎炎になることもあるので、自己導尿すること。

自己導尿について

コロプラスト/スピーディカテ コンパクトは女性用のコンパクトな間欠自己導尿カテーテル


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使い方は誰でも簡単に、もちやすい形状で、挿入部にさわることなく清潔で簡単な導尿を可能にします。独自の親水性コーティングでスムーズに尿道口に挿入出来る。先端は柔らかい素材で膀胱の壁に当たっても痛くないようになっている。保険適用で1日に6-7本使用する。挿入前に手洗いをして清浄綿で陰部を清潔にしてから深呼吸をしながら行うと挿入しやすい。尿道口の位置が分かりにくいので予め自分で触れたり、図を見て位置を把握したりすると良いかも。使い終わったカテーテルはビニール袋に入れて燃えるごみとして捨てられます。飲水量と排尿量は比例するので飲んだ分、自己導尿の回数を増やすことがポイント!排尿記録アプリもある。今回の障害において泌尿器についても勉強することができたので良い機会だったと思う。とにかく早く回復すればいいなあ

退院後の様子

食事制限は無し!薬も無し!

禁止事項:自転車を漕ぐこと。湯船に浸かること。

注意事項:体重の増加には気をつけること。(リンパ浮腫を起こしやすくなるため)

傷口を清潔に保つこと。(毎日シャワーを浴びて石鹸の泡で軽く洗う)

ボンドが自然に剥がれるまで、そっとしておくこと。

食事について

病院の食事の味付けに慣れてたのもあり、退院後の外食やコンビニのお惣菜が塩気が多く油っぽいと感じて結局退院2日目から自炊を再開した。今まで醤油をかけてた「しらすおろし」はポン酢を少しかけるだけにしたり、ブロッコリー🥦もマヨネーズ無しで食べたり、お味噌汁も具沢山にして具だけ食べたりと食生活はかなり変化している。また品数も増やして主食を減らすことも変化の一つ。簡単な副菜レシピを休職中に覚えないとなあ。

外出について

行動制限は特になく、激しい運動は控えることくらい。入院中は外気に一切触れることが出来なかったので「美味しい空気が吸いたい!」ということで退院の翌日に車で箱根のポーラ美術館へ行って来た!美術館に行く前に畑宿の甘酒茶屋に立ち寄りお餅と温かい甘酒を頂く。体調に異変はなく、芸術に触れ、風を感じ、たっぷりと空気を吸って良い気分転換になった。


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4人部屋の快適な過ごし方

2年前に建替をした病棟で環境や設備が新しく気持ちよく入院生活が送れた。9階のCゾーンは婦人科だけのゾーニングとなっている。看護師や担当医、清掃などのスタッフも婦人科専属のメンバーでローテーション勤務しているので10日間もいると顔と名前が覚えられて安心できる環境だった。私は差額なしの4人部屋で入り口を入ってすぐの左側。反対の右側の方は抗がん剤治療(約1週間の入院)で今回で数回目の入院のようだ。基本的にずっとベッドの上で過ごされているようで食欲もあまりない感じ。帽子やウィッグを被っている。日よって抗がん剤専属の看護師さんが担当されており、気分はどうかや食事の好み、少しでも緩和できるようきめ細やかに現状を聞いて対処していた。左の窓側(私の隣)の方は40代の既婚者で会社員、子宮筋腫を腹腔鏡下手術で摘出して手術は4時間くらいだった。術後傷口から出血してたり腎臓の値が悪かったり気分がすぐれなかったりと予後も慎重にウォッチされてたけど2日目くらいから回復されたよう。朝食はご飯からパンに切り替えてた。右窓側の方は20代飲食業で私の2日前に子宮がんを開腹手術でしたみたい。傷口が開かないようにコルセットをしていた。術後便秘に悩んで色々な便秘薬を処方してもらってた。回復も順調そうでよく歩いてた。お仕事の関係上、昼間は寝ていて夜はなかなか寝付けないと言ってたけど数日も経つとしっかり夜に眠れている感じだった。

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同室の方々とはそれぞれ病状が異なるため会えば挨拶程度で会話はなかった。もちろん病気や食事の話はしないし、21時にはきっちりと消灯し、6時まで動かないようにそれぞれが気を付けていた。その他、匂いが気になる食べ物を持ち込まないことや音楽やテレビや携帯の音には注意を払う。そういった意味では10日間、ストレスなく平穏で治療に専念できた事は有り難かった。私が退院した日は左側の方以外はみんな退院だった。皆さんが元の日常に戻れますようにと心から願いたい。